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野村康生のブロードウェイ・ブギ・ウギ 02 -宅配便と私-

今日はこちらに来て以来、苦労しっぱなしの「宅配便」について書いてみようと思います。

 

渡米前から心配事のひとつではありましたが、実際に体験してみるとなかなかストレスが多く、悪戦苦闘しております。

 

今年の初めにとあるエリアにスタジオを借りたのですが、実はこの場所…

 

 

はっきりとした住所がありません!

 

 

どうもこのあたり一帯が同じ住所に括られており、その中に幾つかの事業者が入っているのでややこしくなっているようです。

 

画材などをネットショッピングで調達し始めると、たちまち問題が頻発しました。

 

 

 

 

アメリカには主要な配送業者が数社あります。有名なところでUPS、USPS(アメリカの郵便局)、FedExなどですね。

 

こちらはオンラインシステムは発達しているので、サイト上や専用アプリでTracking number(配送番号)を検索すると、自分の商品が今どうなっているかほぼタイムリーで知ることが出来ます。

 

…が、初めのうちは、控えめに言っても「全く」荷物が届きませんでした。

 

 

配送予定時間のメールを受け取り、スタジオで今か今かと待ち構えていても、配達員が来る気配は一向にありません。

 

そしていつの間にか

 

「配達できませんでした」

 

「住所が不明です」

 

「配達先は営業していません」

 

といったメッセージが届きます。

 

 

最終的に「発送元へ返送されました」となり、

 

「おいおいおい〜〜!ちゃんと居るよ!」

 

と一人憤慨すこと数回。

 

 

長い間同じスタジオで仕事をしている家具職人がいるので彼へ訪ねてみると、

 

「配達員はみんな知り合いだから、住所に俺の名前を書けば届く!(キリッ)」

 

とのことだったので、書くようにしましたが、

 

…まったく効果なしです。

 

 

次の対策として「チャイムを取り付ける」ことを思いつきましたが、これもamazonで購入するのでどうしたものか。

 

しかし、やはりここはアメリカ。同じようなクレームが多いのでしょうね、

日本では聞いた事のなかったサービスがありました。

 

それが「amazon locker」です!

 

 

大きな通りのガソリンスタンドや駅前スーパー周辺などに私書箱のようなamazon専用のロッカーが何箇所も設置されていて、そこに商品が届けられ、メールで送られるバーコードをかざして中の商品を自分でピックアップするというもの。

 

これは正確に届く良いサービスでした!

 

 

ただ、問題は大きさや商品に制限があること。

 

あと、いちいちピックアップに赴かなければならないという手間がかかること。

 

日本のきめ細やかなサービスに慣れきっていると大変面倒です。

 

とはいえ、小さな商品はこのロッカーを利用して受け取れるようになりました。

 

 

さて、スタジオに大きな荷物が届く事になったある日のこと。

 

ちょうどスタジオ前を通り掛ったUPSのトラックを見つけたのでおもむろに呼び止め

 

「ここに荷物が今日届くはずだ!」

 

と伝えたら、怪訝そうな顔で運転手さん(スキンヘッドでサングラスを掛けたガタイの良い黒人の方です)が配送番号を打ち込み待つこと数分、何と荷台からちゃんと商品が出てきたのです!

 

運転手は当然、悪びれることもなく

 

「はっきりと外に住所を書いておけ!ここの大家は顔見知りだがこの住所もお前も知らないよ!俺は毎朝10時30分にこの辺りの配達をしているから次はその時間にココにいるようにしてくれ!お前のことは覚えたよ!」

 

といった感じでまくし立てられてビビりましたが、兎にも角にもこれが初の成功体験となりました。

 

それ以来、UPSで配達される荷物はスタジオで作業していても、チャイムが鳴るようになりました!

 

対策が機能するって嬉しいですよね。

 

 

画像はその時受け取った商品。

 

日本では考えられませんが、こういう梱包状態で届く商品がこちらでは「あるあるネタ」なのだとか。

 

ぐちゃぐちゃな段ボールを受け取って怒るどころか私も晴れて

 

「アメリカに来たぞ!」

 

という気持ちになったのでした。

 

続く。

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